Q. 写真撮影のコツ:2 適度な明るさ・色味で作品をきれいに見せるポイント

A.

【写真撮影のコツ】シリーズでは、全4回に分け、
きれいな作品写真の撮るためのポイントを紹介します。

1.適度な明るさ・色味で、作品を綺麗に見せる

写真が暗すぎたり、明るすぎたりすると、作品の色味や形が分かりづらくなり、
魅力が十分に伝わりません。
光をきれいにあてて、素材感や奥行を感じる写真を撮りましょう。

【自然光のもとで撮影しよう】
自然光のもとで撮影すると、色味が実物に近く写ります。
また光の当たり方にムラがでにくく、素材の質感が分かりやすくなります。

※光の当て方はサイドからがおすすめです。

作品の横や、やや斜めから光を当てると、
立体感が生まれ奥行きを感じる写真になります。


サイド光
作品に対し、画面右側から光を当てています。
作品が立体的に写り、奥行きを感じる写真になっています。


順逆
左の写真は、画面の手前から光が当たる「順光」で撮影しました。
奥行きを感じにくい、平面的な写り方になってしまいます。
右の写真は、画面の後方から光が当たる「逆光」で撮影しました。
作品の手前に影が落ち、暗い印象になってしまいます。

【NG】直射日光は、濃い影が作品の邪魔をしてしまいます。
レースカーテンを引いて直射日光をやわらげるか、
窓から少し離れて撮影すると、光が全体にあたります。

【レフ版を使おう】
レフ版を使うと、作品により立体感を出したり、
余計な影を消したりすることができます。

ref
(左)レフ版なし。
(右)レフ版あり。作品の前面に光が当たり、明るく見やすくなります。

※レフ版は、白い紙やアルミホイルを段ボールに張った物で十分です。

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